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INTERVIEW

未来の社会を創造する建築家
窪田茂氏のこだわり出張収納法

— 前編 —

各業界が注目する川崎キングスカイフロント東急REIホテル(The WAREHOUSE)の
計画、建築デザイン、インテリアデザインを手がけた窪田氏に、
仕事で忙しく出張をこなす「旅の極意」出張術をお聞きしました。

聞き手:加藤宗大 (チェントロ株式会社 代表取締役社長) / フォトグラファー: 高野友也(Peace Monkey) / 編集:池田真理子

2019.05

仕事に対して変わらずに大切にしていること

ー 加藤氏(以下敬称略):窪田さんとは仕事でよくご一緒させて頂いて、ここThe WAREHOUSEもそのうちの一つですが、改めて今日はお仕事の話や、旅や出張での移動術についてお話を伺いたいと思います。最初に、窪田さんが建築家を目指されたきっかけを教えてください。

窪田氏(以下敬称略):学生の頃から絵を描いたりモノを作ったりする美術系が好きでしたので、若い頃は建築家かファッションデザイナーの仕事に就きたいと考えていました。建築家を選んだのは、やはり建築の仕事をしていた親父の影響が大きいです。


ー 加藤:なるほど。建築家の仕事を始めてからこれまで、大きなプロジェクトにも関わってこられて大変な仕事が多かったと思いますが、仕事を行う上で常に大切にしていることはありますか?

窪田:そうですね、仕事の大小は関係なく、毎回自分の求められていること、自分のできるデザインを精一杯やることですね。建築の仕事を始めてすぐの頃は、目の前のプロジェクトで精一杯…、全然周囲を見る余裕もなかったと思います。独立後は、商業に関わることも増え、クライアントの思いを直接感じられるようになりました。本気で施設や街を使うユーザーのことや、建築家として社会にどう貢献できるかを考えるようにもなった。だから、私たちのビジョンとして、建築で、より住みやすく、より美しい『未来の社会を創造する』のが自分たちの仕事だと思うようになりました。


ー 加藤:一歩引いて周囲のことや、ユーザーのことを考えるのって大切なことですよね。

未来を見据えた都市形成に向け、設計者として気をつけたこと

ー 加藤:来年、羽田空港国際線ターミナルと川崎市をつなぐ架橋が完成することで、ここThe WAREHOUSEは海外からの旅行者やビジネスマンにとって非常にアクセスのしやすい場所となります。昨年にオープンしたばかりのホテルですが、このThe WAREHOUSEの都市計画はどのような思いで進められたのでしょうか?

窪田:ここ、「キングスカイフロント」エリアは、医療や福祉などの分野で川崎市が開発を進める国際戦略拠点で、世界中から研究機関や医療メーカーを集めて、新しいビジネスを生み出そうとしている場所です。この中で、デベロッパーの取得した4.5haの土地をどう活用しようかというところからプロジェクトが始まりました。何を作るか、街づくりとして人の集まる場所をつくること、人々の動線、建物の形、セットバック、公園、植栽…そこに海外からの研究者たちが宿泊できる施設が必要だと、ホテルを作る計画が始まったわけです。


ー 加藤:広い土地からの街づくりは考えることが本当に多いですからね。それにここはJR川崎駅からも離れているし、橋がかかるまでは客数も見込めない…ビジネスから離れたところにホテルを作るということに不安はありませんでしたか?

窪田:それはかなりありましたね。でも、だからこそ、離れていても人が呼び込めるようなものをつくりたかった。人を集められる魅力的な施設にするために様々なことを考えました。世界中の研究者たちがここに集まって来る。ホテルの1Fには、会議室やコワーキングスペースがあり、バーやカフェ、そしてホテルのロビーもある。
またホテルに直結して、ライフスタイルカフェを併設することで、様々なイベントも行われています。ビジネスマンだけではなく、地域の人のコミュニティの場所を作りながら、訪れる人たちがそれぞれの時間を過ごせるように、一つの空間に沢山の機能を持たせ、みんなが居心地よく使いやすい実用性を持たせました。ホテルのデザインは、京浜工業地帯の土地に合わせて、新築だけど昔からあるようなwarehouse(倉庫)をイメージにつくりました。部屋の中も、倉庫のように、ガス管を使ってハンガー掛けにしたり、裸電球にしたり、ベニヤで家具を作ったり。普通のビジネスホテルとはかなり違ったデザインになっていると思います。


ー 加藤:そういう機能と実用性があると、出張が楽しくなりますよね。出張で使用するオーガナイザーにも共通するところがありますよね。

出張、旅に対するこだわり

ー 加藤:建築の仕事では視察も含め出張が多いと思いますが、荷物の整理方法のこだわりはありますか?

窪田:出張の荷物はなるべくコンパクトで行きたい派。だからスーツケースも小さめを選ぶので、パッキングは重要ですね。いつも使用しているオーガナイザーは仕切りのないものを使っているけど、これは機能的に作られていて使いやすそうだね。

ー 加藤:実はこれらはANAオリジナルのオーガナイザーなんですけど、いかがですか?

窪田:そうなんですね!このラゲッジオーガナイザーは表と裏の2箇所収納できるんだね、便利!汚れたものなど分けて入れられるし。それに部分的にメッシュ素材があると中身が見えるし、風通しもいいしいいね。スーツケースを開けば、入っているものが一目でわかるのもいいな。時短で仕事しているんでパッと見られるし。それにこのシリーズは、ファスナーが白い縁取りだから、ひと目でわかるのもポイント高いな。バッグの内側って黒っぽいものが多いから、いつもリュックの中でどれがポーチか、ファスナーがどこか、分かりづらかったんだよね、いいアイデアだと思う

ー 加藤:確かに。出張は時短で動きたいから、ひと目でわかるのはいいですよね。ところで、こういったハンギングポーチは使いますか?

窪田:あんまり使用したことはないんだけど、バスルームで洗面具を引っ掛けておいたら場所も取らないし、便利そう。実は僕、実はホテルのアメニティってあんまり好きではなくて、自分がいつも使用しているものを全部小分けして持っていくんだよね。だから、こういうハンギングポーチにぴったり入ると使いやすそうだね。

ー 加藤:出張のオーガナイザーは特に機能性と実用性を重視しますからね。

窪田:そうそう。特にオーガナイザーに収納した荷物がスーツケースにぴったり収まると気分がいいしね。パッキングが得意で、建築家としてかなり細かいので、もしオーガナイザーを作る仕事の依頼が来たら、相当こだわるだろうな。(笑)

後編へ続く...

窪田 茂

Shigeru Kubota

窪田建築都市研究所(有) 代表 JCD (一社 日本商環境デザイン協会)理事長 Mercedes-Benz Connection、東急REIホテル(The WAREHOUSE)をはじめとする数々の建築、インテリアデザインを手がける日本で有名な建築家のひとり。環境に寄り添い、建築とインテリアデザインを両立することで、街に新しい価値を生み出している。

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