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サスティナブルな森から生まれた
都市と森とをつなぐ架け橋

2019.11

森と共生する山間の村

四季折々の美しさに恵まれた、自然豊かな日本。その姿を思い起こす時、里山の風景を脳裏に描く方も多いのではないでしょうか。宮崎県の北部、九州山地の一角に位置し、ひそやかな山間にたたずむ諸塚村(もろつかそん)は、まさにそんな里山のひとつです。深々と緑をたたえる静謐せいひつな森。その森から沸き出でる清らかな清流……。森の恵みを享受しつつ、森が絶えぬように守りながら、共生してきた人と森。そのサスティナブルな森林資源は、環境、社会、経済のバランスがとれた森林として認められ、国際的な認証であるFSC認証を得ています。それだけでなく、後世に受け継ぐべき財産として評価され、世界農業遺産にも認定されているのです。今回ご紹介するmore trees製品のひとつ、「TSUMIKI」は、その諸塚村で生産されています。

※ Forest Stewardship Council=森林管理協議会

諸塚村

人とずっと共に生きる森づくり

more treesは、森林保全団体の一つ。急速な環境破壊に対して危機感を抱いた音楽家・坂本龍一さんらにより、「森と人がずっと共に生きる社会」の実現を目指して設立されました。日本は、国土に対して約7割の面積を森林が占める、世界有数の森林大国です。その一方、木材の輸入大国であることもまた事実です。現在の木材自給率は、35%程度。様々な要因から林業の採算性が悪化した結果、事業として成り立たなくなり、放棄される森林も増加しているのです。 日本の森が抱えるそうした課題の解決策として、同団体が取り組んでいることの一つが森づくり。林業従事者や地域の専門家と協働しながら、間伐や下草刈り、そして伐採跡地への植林など、森の健やかさを取り戻すための活動です。「more treesの森」は、日本全国に11か所。冒頭の宮崎県諸塚村も、その一つなのです。

都市と森をつなぐものづくり

more treesの森づくり。その目的は、森林保全だけにとどまりません。最大のコンセプトは、「都市と森をつなぐ」。物理的にも精神的にも、都市と森の距離を近づけること。そして、森から生活財の原料などを得るだけでなく、都市から森へ、いただいた分を経済的対価や気持ちに換えて返すしくみも築くこと。都市と森を対等に価値ある存在としてとらえ、その間に途切れない循環を生み出すことこそが、豊かな森の育みにつながると考えているのです。 地域の木の活用にこだわった木製プロダクト開発も、そうした取り組みの一環です。「more treesの森」がある地域の木を活用しているのはもちろんのこと、木材への加工から職人の手による製品化までを、一貫して生産地で行う点に、大きな特徴があります。つまり、同団体の製品はいずれも、原料となった木が生まれ育った地で、その木を抱く森と共に生き暮らしてきた人によって生み出されたもの。それは、「作り手の顔が見えるものづくり」が、都市と森との距離をより近づけると、考えているからなのです。

都市にいながら森を育む

たとえば「TSUMIKI」。目にした瞬間、建築家・隈研吾さんによるモダンなデザインが、強く印象に残ります。インテリアにもふさわしい美しさなのです。また、ひとたび手にとってみると、しなやかなスギの手触りが、見た目の印象と同じくらい鮮烈に心に残ります。木製ならではの温もりに安らぎを感じつつ、宮崎県諸塚村の清らかな森を思い描き、鮮やかな木目やすべすべとした質感が、かの地に生きる木工職人の技を伝えてくれるのです。 あるいは「STOOL」。プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンさんと熊野亘さんによるシンプルな造形が、ヒノキのすべらかな木肌を引き立て、その木が生まれ育った岐阜県東白川村の静謐な森を、自然と想像させてくれるのです。 都市にいながら、森の存在とつながりを確かに感じるmore treesのプロダクト。あくまでも美しく、愉しく、生活を彩る道具として使いながら、そのこと自体が森を支え、支え合うことにつながるのですから素敵です。その感覚もまた、森からの大きな贈り物に違いありません。

「都市部で生きる人々も、地球にとって不可欠な生態系の一部です。more treesの製品を通して、そうしたことも思い出していただけたら、森との距離はもっと縮まるかもしれません。」

一般社団法人more trees 事務局長 水谷伸吉

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世界が一丸となって森を守れば、 地球の未来も守れる。 more trees代表 坂本龍一氏

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